蒼衣鈴あらすじ1

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○衣鈴(1)
二学期となって天クルが部に昇格し、部費が支給されることになる。それで衣鈴の天体望遠鏡のキャリングケースを買う話が出るが、衣鈴は拒否する。部に打ち解けていない様子の衣鈴に、もっと馴染んでくれればと思う他の部員たち。また、毎週金曜夜が屋上での天体観測の日に決まる。

発足おめでとうパーティーにも参加しなかった。

衣鈴は部とは関係なく一人で学園屋上での天体観測も続けており、南天の星空に対する想いも変わっていないようだった。洋も興味を持って衣鈴に付き合うが、洋には天体望遠鏡を触れさせてくれない。洋だけでなく、鈴葉も含め他人には誰一人触れさせていないのだという。それなのに衣鈴は望遠鏡を少し覗くだけで、あとは肉眼で星空を見ていた。

天クルには積極的に参加するつもりはないけど、退部する気もないと言う。

9月4日、前夜に鈴葉が千波と入浴したあとリビングで寝てしまい、鈴葉は風邪を引いてしまう。千波は責任を感じると同時に心配し、洋と共に放課後お見舞いに訪ねる。普段は騒がしい千波も、友達が本気で困ることはしないため、神妙にお見舞いする。その間に衣鈴に話を聞くと、渋々ながらも、鈴葉の体が弱いことやその養生のために雲雀ヶ崎に引っ越してきたことだけを語る。

鈴葉を風邪引かせたことに関して衣鈴は千波に対して怒る。
千波のお見舞いが終わるまでの間、洋が衣鈴の勉強を見てやった。(鈴葉が完治する9/7まで見舞いがてら毎回)

9月7日。昼食を混雑する学食ではなく中庭でとることにした洋とそのクラスメイトは、千波を避けて中庭に来た衣鈴と会い、一緒に食事しつつ「餌付け」をする。その甲斐あってか、その夜の天クル天体観測会には衣鈴も参加。しかし「衣鈴は唯一の一年生なので将来の部長だ」という話題が出ると、即座に帰ってしまう。追えば離れていき、追わなくても近寄ってこない衣鈴の対応に困る皆。(中庭での「餌付け」は、その後も何度か行われることになる。)

週開けて9月10日。部員で衣鈴に強引にキャリングケースをプレゼントするが、衣鈴は逆に怒ってしまい、受け取らない。だが、メアが鈴葉と撮った写真を大切にしていることを知った衣鈴は友達の少なかった鈴葉に友達が増えたことを喜び、さらに少し気を許したのか、「4年前の宇宙科学館閉館日、私が天文クラブで最も熱心だったせいか、館長から天体望遠鏡とヒバリ校屋上の鍵をもらった」と洋に明かした。